ACGT。四つの情報素体、31億の遺伝子情報組み合わせは誰一人同じものはない。

それぞれの生き物、田に揺れる穀倉ですら異なる数の組み合わせで出来ている。

種によって一定ではなく、同一の縛りが許されないもの。

それらすべての情報は、人の科学の発達により進化のテーブルを空しいものとした。

情報素体による組み合わせはプログラムを超え、一つの言語であることを定義する。

言語的情報は無からは生じえない。

原初の海、偶然に生まれた物からはプログラム的言語すら生じず改変されることもない。

進化の真理という椅子に腰を下ろした人々ですら否定できない不都合な真実。

無から理論的情報は発生することはなく、進化の奔流に言語は与えられない。

ニワトリが先か卵が先か。すべての生命にあるミッシングリンクが否定する。

人は神の似姿に似せて作られ、多くの命が地と水におかれた。

その創造の術を認めぬ知恵者達は、この地の命は意志を持った外宇宙の存在が作ったと言う。

冗談のようなサイエンスフィクションで語られることまでも引き合いに出し、

命に宿る複雑な情報化された言語継承を正当化していく。

彼らこそ認めているのだ。無から偶然に理論的言語たる遺伝子は生まれないことを。

宇宙への好奇心に生命進化の痕跡を探し、理性的であるべき放送でもその偉業を賛美する。

理論の破綻、証拠の欠如、ゲノム言語にある明確な知性、分子生物学世界からのパラダイムシフト。

人の知恵であるダーウィニズムは衰退していき、神の創造を科学が証するだろう。